Aluban GUILMET(アルバン・ギルメ)
🍫CALIPOM(カリポム)
アルバン・ギルメのスペシャリテである「カリポム」。
ビスケット生地の上にシードルのジュレ。それをビターチョコレートやミルクチョコレートでコーティングしてあります。
ビターチョコレートバージョンが4粒、ミルクチョコレートバージョンが5粒の9粒セット。
ビターチョコレート
ほんのりとシードルのアルコール感のあるリンゴの香り、フルーティーな酸味を感じるチョコレートの香り。香ばしいバターの香りも感じられる。
コーティングのビターチョコレートはやや薄めで、さっくりと割れる。
中は2層になっていて、上部のシードルのジュレは、透明感のある紅茶色をしていて、プルプルとみずみずしさを放っている。トロリとしたテクスチャーで、しっかりとしたシードルのアルコール感、リンゴの味わいを感じられる。
ビスケット生地は一度焼いたサブレを砕いて形成したような、ざくざくとした食感。薄いパイ生地の層をかさねたような食感で、バターの香ばしさと共にほのかな塩味も感じられる。
ジュレとビスケット生地の間にもチョコレートが敷かれていて、ビスケット生地がジュレの水分を吸わないように工夫がされている。
コーティングのビターチョコレートは、ビスケットと合わさったことによってか、どこかミルクチョコレートのような風味がある。しかしビターチョコレートのフルーティーな酸味が、シードルのジュレの繊細さを包み込んでしまう。
ビターチョコレートと一緒に食べることで、チョコレートの味わいが勝ってしまうのだ。ジューシーで繊細なジュレには、あれほどしっかりとシードルの味わいがあったのに、チョコレートでマスキングされてしまうように、ほのかなフルーティーさのみ残る。ジュレがあまりにもおいしいので少しもったいない気持ちになってしまう。
爽やかなフルーティーな香りと、ほんのりと酸を感じるビター感のあるミルクチョコレートの香り。
コーティングのミルクチョコレートは薄めで、さっくりと割れる。
上部のシードルのジュレは、透明感のある紅茶色をしていて、形がしっかりとしているが、ジューシーなゼリー状になっている。プルプルと瑞々しいジュレの中に、しっかりとしたシードル、リンゴの味わいがあり、ほのかに炭酸を感じるような気がする。
ビスケット生地はざくざくとした食感で、薄いパイ生地の層を重ねたような食感。バターの香ばしさと共にほのかな塩味も感じられる。
コーティングがミルクになると、ビスケット生地の塩味がキリリと引き立って、ビターよりも甘味が和らぐ。シードルのジュレよりもビスケット生地が際立ち、アップルパイを食べているような味わい。バターの焼かれた芳ばしい風味と共に、醸造されたリンゴ果汁が、焼かれたリンゴのように柔らかで香ばしい味わいとなって現れる。
ビターチョコレートよりもミルクチョコレートの方がミルクによって味わいがマスキングされやすいかと思うが、ミルクとサブレのバターがリンクするのか、こちらの方がシードルの味わいをしっかりと感じられるような気がする。
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