ARTISAN PASSIONNÉ(アルチザン・パシオネ/アーティゾン・パショネ)
🍫BISCUIT GIANDUJA(ジャンドゥーヤ・ビスケット)
ルレ・デセール会員であるショコラティエの人気の逸品。
パッケージも含めて、アルバン・ギルメのサブレ・ジャンドゥーヤに似ているが、こちらはアルチザン・パシオネのサブレ。食べると全く異なる味わいに驚く。
こちらも3層になっており、上層がビターチョコレートのパレ、中層がヘーゼルナッツのジャンドゥーヤ、下層は砕いたアーモンドを入れ込んだサブレになっている。
どちらかというとこちらは上層のパレが厚く、ジャントゥーヤがその分やや薄めになっている。
こちらは円形で、表面のツヤのあるビターチョコレートの表面には、白文字でロゴがプリントされている。直径としてはややアルバン・ギルメのサブレの方がやや大きく感じるが、全体的にはこちらの方が大きい。
サブレに入れこまれたアーモンドがキャラメリゼされているのか、キャラメルとアーモンドの芳ばしい香り、ナッツ香が強く香る。またコーヒーのような焙煎香が広がる。
サブレ生地は、側面は生地が荒く感じるが、底面は生地が詰まっているように感じる。
全体に一体感があるが、サブレと、ジャンドゥーヤ+チョコレートの2層に分かれる。サブレの主張が強く、アーモンドの香ばしさが全体を包み込む。甘味は控えめで、ジャンドゥーヤはサブレの脇役に徹している。サブレはキャラメリゼされたアーモンド粒が入っており、ザクザクとした食感で甘味は控えめ。キャラメルのほのかなミネラル感、塩味を感じる。ジャンドゥーヤはねっとりと濃厚に仕上げられているが、こちらも甘味は控えめ。ビターチョコレートはジャンドゥーヤの甘味を抑え、サブレとのバランスをとられている。
こちら単体で食べれば、十分すぎるほど美味しく、あとは好みの問題だと思うが、アルバン・ギルメのサブレ・ジャンドゥーヤを食べた後だとどうしても比較してしまう。
食感が荒いのと、ヘーゼルナッツとアーモンドの両方のナッツが使われていることで、香ばしさやナッティーさは複雑味が出ているが、甘味を抑えたことや、食感の主張が強いのでサブレが主役になっている点で、チョコレート好きな視点ではやや物足りなさを感じてしまう。
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