パリのモンマルトルにお店を構えるパティスリー「ジル・マルシャル」。
スペシャリテはブランドロゴにもなっているマドレーヌ。
とはいえ、元メゾン・ド・ショコラのクリエイティブディレクターでもあり、チョコレート使いも上手い。
毎年秋頃にハイアットリージェンシーホテルでアフタヌーンティーイベントを開催されていたりと、頻繁に来日されているので日本人にもファンが多いパティシエ。
「オペラ」
ジル・マルシャル氏のスペシャリテの1つ。
上から、
チョコレートパウダー
チョコレート
プラリネクリーム
エスプレッソを染み込ませたスポンジ
ガナッシュ
エスプレッソを染み込ませたスポンジ
プラリネクリーム
エスプレッソを染み込ませたスポンジ
フォークを入れると、意外としっかりと固さのあるチョコレートが全体を押し、じわりとエスプレッソが溢れ出す。
零れるエスプレッソの中から、ほんのりとラムが香る。
口の中で果汁のようにエスプレッソが溢れ、ほろりと全体が崩れると、プラリネクリームの香ばしさとふくよかな甘味が、溢れ出すエスプレッソの酸味により際立たせながら、重なり合って広がっていく。
複雑で繊細に構成された味わい。
エスプレッソとチョコレートという香りの強い味わいを組み合わせながら、ここまで繊細に仕上げられるのかと驚く。
オペラという定番ケーキながら、その概念を変えてしまうような繊細で味わい深いオペラ。
さすがのスペシャリテ。
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