Harita Cacao「フレッシュフルーツのタブレット(ストロベリー)」
ミルクチョコレートでフレッシュのイチゴをコーティングしたタブレット。
ビターかと思ったら、ミルクチョコレートでした。
私が初めて播田シェフのフレッシュフルーツのタブレットをいただいたのは、ストロベリーでした。その時に使用されていたチョコレートはハイチ産のカカオで、フルーティーでストロベリーの風味を持ったチョコレートでした。
今回使用されているものがハイチ産かどうかはわかりませんでしたが、渋味や苦味が全くないチョコレート。ミルクチョコレートは甘味がしっかりとしていますが、すでにチョコレートに苺の香りが移っていて、カバーのチョコレートだけで食べてもストロベリーチョコレートのように感じられます。
タブレットの下層にはレモンのガナッシュがしかれています。
ミルクの程よい甘味に、きりりとしたレモンの酸味が際立ちます。
パリパリとしたチョコレートに、みずみずしい苺の果肉。
ジワリと苺の果汁が溢れ、甘酸っぱい苺の果肉と共に、少しずつチョコレートが混ざり、溶け、重なっていく。レモンのガナッシュが、そこにさらに酸味を足し、それが果実のフレッシュ感をさらに高めるとともに、ガナッシュのクリーム感が全体を柔らかく包み込む。
播田シェフが修業されたパリの「ジャン・シャルル・ロシュ―」でもフレッシュフルーツのタブレットはありますが、フレッシュフルーツの下にガナッシュを敷いているのは播田シェフのオリジナル。
瑞々しい果実から溢れる果汁をガナッシュが吸収し、短い時間とはいえ、タブレットから果汁がこぼれるのを防いでくれています。
見た目の美しさにも、おいしさにもこだわったタブレット。
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