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Chocolate Editor

MINIMAL✖️ARAMASA COSMOS

Minimal×新政 

Cosmosコスモス-秋櫻-2020



今年もありました!

Minimal bean to barと新政のコラボ生チョコレート!



今年はベネズエラ産チョコレートをベースに、新政酒造の「Cosmosコスモス-秋櫻-2020」を加え、さらに新政酒造で特別に醸造した白麹甘酒(醲)を合わせ、カカオ×日本酒×白麹甘酒で実現した特別な生チョコレート。



粉糖の甘味の後に、フルーティーな甘酸っぱさが口いっぱいに広がる。

新政のCosmosが持つ、フルーティーな酸味。まだ酸味の強いりんご、ドライのアプリコット、パイナップル、レーズンのような濃縮された甘味と強い酸味。


ゆっくりとした口溶けと共に、ざらりとしたMinimal独特の舌触りが現れ、チョコレートの香ばしい風味と共に、渋味と苦味が混ざり合う。中盤からベネズエラ産カカオの独特の赤ワインのような渋味を伴う豊潤さがでてきて、日本酒のフルーティーさに重なり合って、重奏感を奏でる。アフターに現れるコク深い甘味は、甘酒。米のまったりとした甘味が日本酒によってよりくっきりと輪郭を持って感じられる。ラストにはベネズエラ産カカオの赤ワインの重厚感がふんわりと戻ってくる。


日本酒のフルーティーさが特徴的だが、それでも日本酒が強いと感じることはなく、ベネズエラ産カカオの重厚感にフルーティーさを加えて、よりすっきりと食べやすくしているように感じる。

日本酒が苦手な人には食べやすく、でも新政ファンにはきちんとCosmosの魅力が感じられるようにされている。


生クリームとバターが入っているので、ほんのりと乳感があるが、それはごくわずか。ぎりぎりまで主役を立たせるバランスを図ったのだろう。


素材一つ一つを大切に、相殺させず、共存をさせるというショコラティエの気迫を感じる。Minimalと新政酒造のお互いへのリスペクトを感じる生チョコレート。

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